男性更年期障害
LOH症候群
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男性更年期障害
正式名称:加齢男性性腺機能低下症
LOH症候群:Late-onset Hypogonadism Syndrome
通称:男性更年期障害
「男性のほうが約7歳寿命が短い!」
→
”男性への医療対策が必要!”
"Healthy aging for men"
~Geneve Manifesto : WHO(1998)
あれ? 最近どうも、、、何かが違う!
□ やる気が出ない
□ よく眠れない
□ 性欲が減退してきた
□ イライラする
□ 集中力がなくなった
□ 記憶力が落ちてきた
□ 疲れやすくなった
□ 何となく不安だ
□ morning errection(朝立ち)が減ってきた
男性更年期障害(LOH症候群)かもしれません!
「体調が良くない」「何か上手くいかない」「今までと違う」
しかし、一般の病院へ行っても
「異常なし」
。自分の体はどうなったのか。
そんな方は 「男性更年期障害(LOH症候群)」を疑ってみてはどうでしょうか?
男性更年期障害(LOH症候群)は
身体的には全身の疲労感や倦怠感、性欲低下、ED(勃起障害)、不眠、肩こりなど、
精神的には気力の衰え、集中力の低下、イライラ、抑うつなど、症状は多岐にわたります。
男性更年期障害(LOH症候群)患者は600万人と言われています。
男性更年期障害(LOH症候群)とは?
定義|加齢による男性ホルモン低下に起因する臓器機能低下により起こる病態
<key word>
男性ホルモン低下、加齢、QOL(生活の質)低下、多臓器機能障害
「男性更年期障害(LOH症候群)は、男性ホルモンの値が低い、ひとつの病気」
だと指摘します。
男性ホルモンは主に精巣で作られます。筋肉や骨を作ったり、性機能を維持したりする役割のほか、
脳の認知機能
にも関わっていると考えられています。
このため、男性ホルモンが減少すると、筋力が低下したり、骨粗しょう症になったりするほか、記憶力ややる気の低下といったさまざまな症状が出ます。
さらに、男性ホルモンの減少には
ストレス
も大きく関わっていることが分かってきました。強いストレスが長時間続くと、脳のほうから精巣に男性ホルモンを出す指令が出なくなり、男性ホルモンが減るのです。さらに、男性ホルモンには肥満を抑える効果もあるため、ホルモンの減少に伴って内臓脂肪が増え生活習慣病のリスクも高くなると指摘します。
「女性の更年期障害は多くの場合、回復するが、男性の場合、待っていても回復しない。重症の場合、医師と相談した上で、男性ホルモンを注射で補充する治療が必要だ」
と、堀江教授は話していました。
~出典:NHK生活情報ブログ
男性更年期障害(LOH症候群)|症状および徴候
1)リビドー(性欲)と勃起能の減退
2)知的活動、認知能、の低下および疲労感
3)抑うつ、短期などに伴う気分変調睡眠障害
4)睡眠障害
5)不安感
6)筋容量と筋力低下による除脂肪体重の減少
7)内臓脂肪の増加
8)体毛と皮膚の変化
9)骨減少症と骨粗鬆症に伴う骨塩量の低下
精神、身体ならびに性機能にも障害を及ぼす。
男性更年期障害(LOH症候群)| 診断
問診
男性更年期障害の症状は
身体症状、精神症状、性機能障害
の三つに大別できます。症状はさまざまであり、多様な症状が見られます。また、うつ病との関連がある場合も少なくなく、しっかりした問診が必要です。
検査(血液検査)
男性ホルモンは、糖代謝、脂質、赤血球産生への関与が知られており、男性ホルモンが少ないと、肥満、メタボリック症候群になる可能性が高い。性ホルモン、一般血液検査、糖代謝(糖尿病)などの検査が必要とされている。
検査(血液検査)
男性ホルモンは、糖代謝、脂質、赤血球産生への関与が知られており、男性ホルモンが少ないと、肥満、メタボリック症候群になる可能性が高い。性ホルモン、一般血液検査、糖代謝(糖尿病)などの検査が必要とされている。
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男性更年期障害(LOH症候群)| 治療
治療
生活療法
運動を定期的に行う。特に筋肉とレーニングを行い、筋肉量の増大に努める。
漢方薬
補中益気湯、八味地黄丸、十全大補湯、芍薬甘草湯、葛根湯 等
男性ホルモン補充療法
注射や軟膏にて男性ホルモンの補充を行う
漢方薬
補中益気湯、八味地黄丸、十全大補湯、芍薬甘草湯、葛根湯 等
ー 治療により保険診療適応外のものもあります -
漢方薬
補中益気湯、八味地黄丸、十全大補湯、芍薬甘草湯、葛根湯 等
男性ホルモン補充療法
男性ホルモン補充療法は
米国では230万人
が受けています(2013年、米国FDA発表)。
最も効果的で治療のメインとなるのはホルモン補充療法とされています。
[適応] *40歳以上男性
*遊離テストステロン:11.8pg/ml 未満
#1、注射:男性ホルモン
エナント酸テストステロン125㎎~250㎎:1~4週毎
(投与間隔は症状により変わります)
#2、注射:性腺刺激ホルモン
胎盤性性腺刺激ホルモン(hCG):3000~5000単位
週1~2回あるいは2週間毎に筋注
#3、軟膏:男性ホルモン
男性ホルモン軟膏:1回3g、1日1~2回施行
#1、注射:男性ホルモン
エナント酸テストステロン125㎎~250㎎:1~4週毎
(投与間隔は症状により変わります)
除外基準
~ホルモン補充療法ができない方~
前立腺がんPSA:>2.0ng/ml
(2.0~4.0ng/mlは慎重投与)
重症:前立腺肥大症
乳がん
多血症
重度の腎機能不全
重度の肝機能障害
うっ血性心不全
重度の高血圧症
夜間睡眠時無呼吸
抗凝固剤内服
上記に当てはまる方はホルモン補充療法の適応ではありません
まずは専門医(泌尿器科)へ相談!
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日本メンズヘルス学会(
テストステロン治療認定医
)
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などを有し
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